逆輸入車の大きなメリット
逆輸入車を選ぶ最大のメリットは、その高い性能と個性的なデザインにあります。
国内仕様を上回るパフォーマンス性能
逆輸入車は、海外の市場を主な対象としているため、多くの場合、日本の法規や自主規制にとらわれない本来のエンジン性能を発揮できます。
特に馬力規制が厳しかった時代には、国内仕様よりも大幅に高い馬力を持つ「フルパワー」モデルが多数存在しました。
現在でも、電子制御の設定や各種リミッターの有無など、国内仕様とは異なるセッティングが施されている場合があり、ライダーはその車両の持つポテンシャルを最大限に引き出す走行を楽しめることが魅力です。
バリエーション豊かな車種とデザイン
国内では正規販売されていない、海外市場限定の珍しいモデルやカラーリングを選べることも大きなメリットです。
国内仕様にはない個性的なデザインや、限定車を手に入れることができるため、「人と同じバイクに乗りたくない」という個性を追求するライダーにとって、逆輸入車は魅力的な選択肢となります。
見過ごせない逆輸入車のデメリットとリスク
一方で、逆輸入車には国内仕様車にはない、いくつかのデメリットやリスクが存在します。
整備・メンテナンス面でのハードル
逆輸入車は、国内仕様車と微妙に部品が異なることが多く、特に消耗品ではない純正部品の調達に時間がかかったり、手間取ったりすることがあります。
故障時に部品を海外から輸入することになった場合、関税や送料が発生し、修理費用が高額になるケースも少なくありません。
また、国内の正規ディーラーでは、整備を断られたり、保証対象外となる場合があるため、逆輸入車の取り扱いに慣れたショップ選びが非常に重要です。
保証やアフターフォローの制限
国内正規モデルのような手厚いメーカー保証が付かない、あるいは保証内容が限定的である場合がほとんどです。
取扱説明書やサービスマニュアルが外国語表記であることも多く、バイクの電子制御が進んだ現代では、操作や設定の理解に苦労する可能性もあります。
逆輸入車を購入する際の重要な注意点
逆輸入車を購入する際は、納車までの流れや登録手続き、そして車両の状態について、特に注意が必要です。
購入に際しては、通関証明書など、日本で新規登録を行うために必要な書類が揃っているかを必ず確認しましょう。
逆輸入車は、日本で初めて登録される際に、排ガス試験や騒音試験など、日本の保安基準に適合させるための検査が必要になる場合があります。
これらの手続きや仕様変更には時間と費用がかかるため、購入するショップがどこまで代行してくれるのか、費用はいくらかかるのかを事前に明確にしておくことが大切です。
また、海外からの輸送や組み立ての過程で、新車であっても小さな傷や汚れが付いているケースがあるため、納車時には細部までしっかりとチェックし、納得してから受け取るようにしましょう。
